またちょっとかなり鬱屈していましたが
だんだん回復してきましたので、改めて･･･。

今回、改めて共同制作って難しいなぁと感じました。
とりあえず、お互いが予定の合間での作業になるので(自分は今ニートですが)
次回は円滑な意思疎通の取れる環境を整えた上で臨むべきだと思いました。
(具体的にはスカイプ)

自分はいわゆる、自覚症状の無い
”ネタを挟まないと死んでしまう病”のようで、
あれもこれも、と詰め込みたがるうちに客観を失い、
本質を見失ってしまうことが過去にも度々ありました。
逆に、ぽぷりかさんと意見をぶつけ合う中で
自分の持ち味はシンプルであることだと感じました。
自分で言うのもアレですが、この機会に、
一度、己の持ち味を客観的に考えて
頭の隅に置いておくのとそうでないのとではまた違うかなぁと思いました。

”シンプルさが持ち味”というのは
作業が遅く、手数や物量での勝負が難しい自分にとっては
ある意味必然なのかとも思います。
たまに構成とか演出が良いと言われることがありますが、
自分は特にそういう難しいことを考えたことは無く、
だいたいいつも、何か音楽を聴いたりしていて
「あぁ、この音ならこういう画があったら面白そうだなぁ」とか
いつもそういうところから始まって、
単純にその音に一番気持ち良さそうなアイディアを考えているだけなのです。
そういう、難しいことを考えない(考えたくない)ということも
シンプルさに繋がっているのかもしれません。
なので「あれも面白そう、これもいいな」と、アイディアが膨らみ過ぎて、
本来のコンセプトを見失ったり、その所為で
せっかくの武器であるシンプルさを壊してしまうという点には
注意しなければなりません。
今回のTrackでは、1年半も作っていたので絵柄の修正も含めてですが、
ボツや描き直しで未使用になった絵が100枚を越えました。
でも、絶対これは入れたい！と思っていたアイディアでも
実際にはそれが無い方がテンポ良かったりして、
それは自分の眼だけでは気が付けなかったことだと思うので、
そういう意見を遠慮せずに言ってくれたぽぷりかさんには
今回一緒に制作できて本当に良かったと思います。

「普遍的な面白さ」や「客観」なんてものは本当は幻想でしかないのですが、
こういった、創作という世界で良いものを作るというのは
本当に難しいことだと思います。
とりあえず、
自分にはまだまだ人に観てもらいたいアイディアがたくさんあるので、
「シンプルさを研ぎ澄ます」ということに少し念を置きながら、
これからまた作っていこうと思います。


おまけ
没になったアウトロのカット。



個人的には、せっかく作画頑張ったので
完成版より一歩手前の、線がはっきり見えるくらいのエフェクトが好きだったのですが
もう戻せないと言われて、本当にその1点だけが心残りでした･･･。|ω・｀)
円滑な情報伝達って大切！！