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                                                       いわゆるチラシの裏。
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 気がついたとき、彼はそこにいた。
ちがう。適切に言うなら、
彼はあるとき、自分がそこにいることに気が付いた。
彼はロボット、機械の身体。
機械というものは本来、何か目的を持って作り出されるものである。
しかし、彼には記憶が無かった。
彼は自分が何のためにそこにいるのかわからなかった。
それに気が付いたんだ。

高校のときくらいから考えてて、
時々思い出しては練り続けている話。
最近、昔みたいに余計なこと考えてないから。

始まりは雨がいい。
身体が錆びてしまうので、彼は傘を探す。
その日、彼は恋をするんだ。
雨の中、傘も差さずに佇む美しい彼女に。
ポケットには、一輪の造花。
彼はそう、彼女にこの花を差し出すために生まれてきたんだ!
そう思った。

ずぶ濡れの彼女に彼は言う。小粋に言う。

「雨が降らなければ花は枯れる―
 けれども、そんなに土砂降りでは、そのうち根腐れしてしまうよ」

すらっと思い浮かんだセリフが口内のスピーカーから
流れるように発せられた。
なぜなら、彼はこの瞬間のために作られたのだもの。
そう彼は確信した。
そしたら彼女はこう返すんだ。

「造花に雨は必要ないわ」
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