ちょっと前、先月辞めたバイトの先輩に
「君は”情”で仕事をしているから心配だ」
みたいな事を言われた。
なるほど、なんとなくその表現は的を得ていると思う。

いつだって自分は自分の感情を切り離せずに動いている。
アニメーターやってるときだって、機械的に数をこなすというのが飲み込めず、
技量的にはそこまで良い仕上がりではなかったけれど、
結局最後まで、どうしても自分の納得を捨てられなかった。

コンビニのバイトだってそう。
細かいところへの拘りや、勤務時間外でも勝手に仕事をしていたり、
散々コキ使われて辞めた同僚を悪く言っていた店長に
直接文句を言って逆に怒られたりと、
何も言わずに、もっと機械的に、最低限やることだけやって、
サボろうと思えばもっと楽できるはずなのに、
どーでもいいところが許せなくて、疲れ果ててしまう。
そんで自分はいつもいっぱいいっぱいになってるから
適当に仕事をこなしている人の方がどんどん新しいことを覚えて先へいく。

簡単に言えば要領が悪い。そんなことはわかっているのだが、
どうしても汚れとか、乱雑に置かれた商品とかが気になって仕方が無い。
作画しているときもそんなだった。
自分は未だにアニメーター時代と同じ葛藤を抱えているのである。

店長は逆。
時々、この人数字だけしか見ていないんじゃないかと
周りに思わせるような発言をする元ビジネスマン。
サラリーマン時代は同僚から「労働マシーン」と呼ばれていたらしい。
たぶん皮肉なのだろうけど、本人は褒め言葉だと思っているのだろうか。
最近は、若干人間不信になっていて「もう自分だけしか信じませんから」
とか言ってた。そして自分の労働時間を誇らしげに語っている。
奥さんのマネージャーは逆に感情的過ぎて、
機嫌によって周りに当たったりする。
それで日中の女性陣とかはどんどん辞めていく。
仕事も中途半端なことが多い。
2人とも、自身の発言によって周りがどう思うかとか
どう感じるとか、わかって発言しているのだろうか。
自分で自分達の首を絞めていることに気付いているのだろうか。

いや、人のことは言えないか・・・。
ちょっと愚痴ってしまいました。


そんな折、今月に入ってから、２つのところから連絡があった。
どちらも自分がネット上に上げていた動画を見て、との話で、
もしかしたら、これは何かしらの転機になるかもしれない。

まだ夢を追うならば、藁にも縋る思いである。


自分は未だに”情”に囚われて生きている。
だけど、もしその”情”を武器にできて、
それを表現として爆発させられる時間と場所を獲得できるのならば、
色んなものを放り投げてでも、自分はそこへ向かってみたい。

そうと決まれば、意地でもシフトを減らしてもらおう！
飲みの誘いも断ろう！
細かい評価に囚われず、
自分は自分にとっての本当に大切なものを貫くんだ！


・・・とか書いてる最中に、
宗教勧誘の人がやってきて部屋のインターホンを押す。
なんとなく申し訳ないから、とりあえず扉を開けてチラシをもらう。

だから自分は駄目なんだよ・・・orz